迷走電流対策の電気防食工事、流電陽極方式と外部電源方式−福田電業社

電気防食工事

地中に埋設された構造物である埋設配管と地下タンクの腐食を防止するために行います。
防食対象物に一定量の電流を流し腐食を防止する方法であり、電気防食法には流電陽極方式、
外部電源方式、排流法があり小規模施設には流電陽極方式が、中規模及び大規模施設には外
部電源方式が多く採用されています。排流法はガス管水道管等広範囲の施設が採用しています。

1 流電陽極方式

埋設配管又は地下タンク(防食対象物)に対しマグネシウム電極又は亜鉛電極を埋設し、防食
対象物に電流を流し防食する方法です。
この方法は配管とマグネシウム電極間の電圧を使い防食電流を流しますので電源を必要とせず、
小規模の施設には簡単で有効な方法です。亜鉛電極は地下水の高い場所、海水が浸透する場所等
土壌抵抗の低い場所に適しています。

流電図
流電1 流電2

 

 

2 外部電源方式

交流の電気100V電源より直流電源装置を設け+電極に白金イリジウム電極を設置し、配管、
タンクなど防食対象物に防食電流を流します。
電源の大きさは防食対象物の表面積、配置、埋設土壌などにより異なり事前の調査が必要で、また
施工後防食電位、防食電流の測定をし防食不足または過防食が起きないよう十分な管理が必要とな
ります。
既設給油所の電気防食には適した方法であり、微弱電流を流し防食効果の測定、土壌抵抗測定、施
設概要、地理環境など十分な事前調査をし防食設計をします。

外電図
外電1 外電2
外電1 外電2
外電1 外電2

 

・外部電源方式電源盤
・白金イリジウム電極
・接地抵抗低減用カーボン
・排流点金具
 

販売及び、設計・工事指導致します。お気軽にお問い合わせ下さい。